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【BUZZ】SNSなどネット上で「バズってる」銘柄を集めたETF【米国ETF・トレンド】

こんにちクマ🐻

2月末からの調整で若干相場の雰囲気が変わったけど、それまでは正直「何を買っても大体上がる」相場が続いてきたクマ。
挙句の果てにはゲームストップ($GME)のような非正常な投機現象が起きたり、何かと異常な相場だったクマね。
それがちょっと落ち着いたかな?と思ったら、何と数日前にリリースされたタイトル通り「ネット上で話題になってる銘柄を集めた」最高にイカした?ETFを紹介するクマ!

✅話題のETFをどこよりも早く(たぶん)知ることができる
✅感情を排除してメリット・デメリットを書いており、分析の際の参考として役に立つ

目次は↓をぽちっとクマ🐻

注意点

✅この銘柄をおすすめしているわけではないクマ!
買う・買わない・売るなどの選択はご自身でお願いするクマね~

✅情報が英語しかなく、クマの能力値ではこれが限界クマ🐻

クマ的ひとことアピール🐻

✅ネット上で注目を集めている、いわば「トレンド」を徹底的に追いかけるETF

投資熊
いろんな意味で心配になるETFだけど、冷静に分析してるので最後まで読んで欲しいクマ!

銘柄概要

■名称
 VanEck Vectors Social Sentiment ETF
■運用会社
 VanEck(ヴァンエック社)
ベンチマーク
 BUZZ NextGen AI US Sentiment Leaders Index
(BUZZネクストジェンAI・USセンチメント・リーダーズ指数)

投資熊
このインデックスについてはあとで説明するクマ!

■設定日
 2021/3/2
■経費率
 0.75%
■リターン
 ※3/4取引開始
 ・3/4終値:23.52$
 ・3/5終値:23.60$
 ⇒ +0.08$(+0.34%)
■配当利回り(直近)
 なし
■直近の分配金履歴
 なし
■銘柄数
 75銘柄
■純資産
 2億8946万$
■1株価格
 23.60$

投資熊
ここから↑の情報は2021/3/5時点だけど
ここから↓の情報は2021/3/4時点で1日ズレてるのでご注意クマ!


■国・地域比率

(出典)VanEck公式

ほぼ全部米国で、カナダとスイスがほんの少し入ってるクマね🐻


■セクター比率

(出典)VanEck公式

上位5つのセクターで86.2%を占めてるクマ。
■1位:情報技術(Information Technology)
■2位:一般消費財(Consumer Discretionary)
■3位:通信サービス(Communication Services)
■4位:資本財(Industrials)
■5位:ヘルスケア(Health Care)

投資熊
まぁ、何というか、今らしいアツいセクターが主力という印象クマね~

とりあえず出だしは順調

Bloombergによると「ネット上の人気銘柄連動ETF、出足は好調-取引初日売買は過去3位」とあり、初日の売買代金4億3800万ドルとのことなので、ETFのタイトル通りしっかり「人気」な銘柄としてのスタートは切れたクマね~

元記事:こちら

チャート

(出典)Yahoo!finance 投資熊加工

取引開始となった3/4の始値からはマイナスになってるクマ。
主要インデックスと比べると、パフォーマンスは劣後してるクマね。
ただ、「今は一般的にネットで話題になっているようなグロース系はボコボコに売られている地合い」だからというのも忘れてはいけないクマよ!

投資熊
いずれにせよ、長期的に主要インデックスをアウトパフォームできるかどうかがポイントになってくるクマ!
ダーククマ
取引開始されてまだ数日なので、早急にダメだと決めつけるのはナンセンスクマね~

ベンチマーク(BUZZネクストジェンAI・USセンチメント・リーダーズ指数)とは?

このETFの全てを決めるベンチマーク「BUZZネクストジェンAI・USセンチメント・リーダーズ指数」とはどういう指数なのか解説していくクマ!

ヴァンエック社の説明によると…

「VanEck Vectors® Social Sentiment ETF (BUZZ) seeks to track, as closely as possible, before fees and expenses, the price and yield performance of the BUZZ NextGen AI US Sentiment Leaders Index (BUZZTR), which is intended to track the performance of the 75 large cap U.S. stocks which exhibit the highest degree of positive investor sentiment and bullish perception based on content aggregated from online sources including social media, news articles, blog posts and other alternative datasets.」

(出典)VanEck公式

煙草熊
クマ…エイゴ…ワカラナイ…クマ…
投資熊

言ってることを超ざっくりまとめると、「オンライン上のあらゆる媒体をソースに、投資家がポジティブ・強気である大型株75銘柄」の指数クマね!

ここで、「大型株」というのがポイントクマね!

先のゲームストップ事件?を意識しているからか、一般的に「上げも強烈」で「下げも強烈」な傾向である小型株を排除しているので、いわゆる「イナゴ要素」をできるだけ排除しているかなとクマは思うクマ。

投資熊
とはいえ、ネットがすごく力を持ってる今、そのネットで話題になっていること自体がある意味イナゴみたいなもんだけどクマ

もう少し調べてみると…

この指数を出している会社である「BUZZ社」の公式HPを見つけたクマ!

公式HP:こちら

そこで「BUZZネクストジェンAI・USセンチメント・リーダーズ指数」の説明らしきものが書いてあったクマ。

「Social media and mobile technology have fundamentally changed the way we engage with stocks. There’s a ton of online chatter every day. Changing sentiment and our collective views clearly impact their value. With BUZZ, we use AI to monitor 15 million online posts a month to measure which stocks have the most positive investor sentiment. Then, we rank the top 75 stocks each month to feature in the BUZZ NextGen AI US Sentiment Leaders Index™. Leading-edge science and game-changing insights are why savvy investors have their eyes on BUZZ.」
(出典)BUZZ公式

ダーククマ
あああああああああああああああああああ
投資熊
言ってることは運用会社と大して変わってないクマ。
✅SNSはじめネット上ではあらゆる感情が書き込まれており、株との付き合い方を根本的に変えた
✅AIを使用して、月に1,500万件のオンライン投稿を監視
と書いてあるクマ
煙草熊
AIのロジック次第だけど、インフルエンサーや仕手集団がこぞって誘導するような書き込みがひどくなると、相場操作が簡単になっちゃいそうで怖いクマ🚬🚬🚬

まとめると…

「BUZZネクストジェンAI・USセンチメント・リーダーズ指数」はネット上(SNS、ブログ、ニュースなど)のあらゆる情報から、小型株リスクを排除したよさげな大型銘柄75を選んだ指数ということクマね!

構成銘柄リスト

(出典)VanEck公式 投資熊の方で並べ替え・改作
投資熊

改めて見ると色々混ざりすぎててワケワカメクマ🐻
ダーククマ
色んな意味で話題のゲームストップ($GME)は入ってないクマね~~

クマの印象としては「個々の銘柄を見る限りはいい銘柄が多い」けど、「いざ集めてみると???」クマ。
中身をざっと分けてもいろいろあるクマね~🐻

✅安定のGAFAM
✅アフターコロナを見据えた航空・ホテル株
✅去年ボコボコにやられたエネルギー株
✅金利上昇で注目を浴びてきた金融株
✅ワクチン関連株
✅セクターローテーションで注目されたらしいバリュー株
✅元から注目されてたグロース株

移り変わりが激しいネットのトレンドを追っているので、やっぱり構成銘柄も多岐に渡っちゃうクマね!
その分、幅広いトレンドをしっかり掴めてるという見方もできるクマ。

ダーククマ
だったらインデックスでよいのではクマ…

実は過去にも同じようなETFがあった!?

投資熊
実は2016年に今回のETFと同じような趣旨の「BUZ」という銘柄があったクマね~

2016年4月に、先ほど説明した「BUZZネクストジェンAI・USセンチメント・リーダーズ指数」に連動する「BUZZ・USセンチメント・リーダーズETF(BUZ)」がリリースされたけど、わずか3年後の2019年に清算されたクマ…

清算の際、純資産はわずか877.6万ドルという悲惨な状況だったクマ。

どこで買える?

残念ながらまだ日本では買えないクマ。
ETFを日本で売るためには金融庁の認可が必要だけど、このETFは出て数日なので、まだ認可は下りていないクマ。
そもそも、運用会社が日本で売る気がなければ認可を受けないだろうしクマ。
もしかしたら、しばらくしたらサクソバンクやIG証券あたりでは買えるかもしれないけどクマ。

この銘柄のメリット

✅話題になった銘柄は上がりやすいという傾向は確かにあるので、その波に乗ることができる

✅ゲームストップ事件の二の舞にならないように構成銘柄は「大型株」ばかりなので、いきなり紙屑になる確率は小型株と比べて低い

この銘柄のデメリット・注意点

✅「話題になった銘柄は上がりやすいという傾向」は確かに上げ相場で力を発揮するが、下げ相場でも発揮できるかは未知数
 →利確のタイミングによほど自信があれば話は別

手数料がETFの中では高めの0.75%なので、ボックス相場や下げ相場では「含み損+手数料分のマイナス」が発生する
 →「株価が下がった→脳死ホールド」は適さない

構成銘柄が多岐にわたっており、これならインデックスの方が手数料が低いし良いのでは?という考え方もできる

✅今後インデックスをアウトパフォームできるかどうかがこの銘柄が生き残れるかどうかの鍵となる

過去に同じようなETFがあったが3年で清算された

総論

メリット・デメリットは上述した通りで、簡潔にまとめると以下の通りクマ。

✅良くも悪くも今らしい投資方法を全力で追いかけるという趣旨は悪くない

✅イナゴ対策もされてはいるが、長期的にインデックスを超えられるかどうか&下落相場でも力を発揮できるかどうかは今後見守っていく必要あり
(インデックスを超えられないのであれば、高い手数料を払う意味がない)

✅同じようなETFが過去に清算されたことは必ず知っておくべき

いずれにせよ、今の時点で良い・悪いなどと「早合点」する必要はないし、してもいけないと思うクマ。

今回はここまでクマ。
ぜひぜひ「Twitterフォロー、リツイート」をよろしクマ🐻
読んでいただき、ありがとうクマ!

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